ニキビ、と聞くとおでこやあごをイメージする人が多いかもしれません。実際は、鼻やフェイスラインなど顔のいろんな場所にできるんです。それぞれニキビの原因やケア方法が違うので、ご紹介していきます!
ニキビの原因を見逃さない!できた場所によっては肌や体からのSOSかも

顔のどこにできてもニキビって嫌なものですよね。肌がサラッとしていてキレイな人は、清潔感や透明感があるという印象をもたれるため、ニキビがあると手入れ不足な印象を感じているかもしれません。
ニキビは顔だけではなく、首や背中にも発生するもので、それぞれで実は原因は違います。多くの場合は皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まったり、汚れが溜まるなど、肌状態が悪くなったことが原因ではありますが、その他にも原因があるのです。
ニキビができる場所によって、肌や体が訴えているSOSは違うので、きちんと把握しておかないと適切なケアもできません。それぞれの部位にできるニキビの特徴は知っておきましょう。
ニキビの原因とケア方法を場所別に紹介

ニキビの原因が違えば、ケア方法も変わってきます。ニキビなんだからみんな同じ、と思っている人も多いですがそういうわけではないんです。場所別に原因やケア方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
① おでこ
ニキビができる場所として多くの人がイメージするおでこですが、実際とてもニキビができやすい場所だといえます。おでこには皮脂腺が多くあり、皮脂が過剰分泌することもあるので、毛穴が詰まり炎症するのです。
おでこの皮脂が過剰分泌する原因のほとんどがストレスや睡眠不足などの日常生活の乱れだといえます。サイクルが崩れることでホルモンのバランスも変化するので、体の乱れが皮脂分泌を過剰にし、ニキビができる原因を作り出しているんです。
おでこの場合は、髪の毛の汚れも影響しやすいため、ニキビができた時はおでこに前髪がかからないようにしましょう。優しく丁寧な洗顔を心がけ、しっかりと保湿をすることがニキビ改善の一歩です。ニキビが治った後も、皮脂分泌が過剰になるのを防ぐために洗顔の際は、丁寧に泡を流して保湿をするようにしてください。
② あご
あごは顔のパーツの中で乾燥しやすい場所です。不足している水分を補おうと皮脂分泌が活発になりやすく、ニキビができやすくなります。特に生理前のホルモンバランスが崩れがちな時期に肌バランスも乱れるようになり、1番影響が出やすいのがあごです。
乾燥が原因なので、過度な洗顔はNGだといえます。適度な清潔と保湿が重要なポイントになります。あごはついつい手で触れるような部分です。汚れや細菌が毛穴に入り込みやすいので、顔だけではなくて手指の清潔もケア方法として大事です。
③ 鼻
鼻はテカリを気にしている人も多いように、皮脂分泌がもともと多いです。毛穴も詰まりやすく、目に見えて分かるので「どうしよう!」と焦って誤った方法でケアする人もたくさんいます。
メイク汚れが鼻ニキビの原因という場合が多いです。デコボコの多い場所なのでクレンジングで落としきれなかった、ということもあります。洗顔の際も泡が残りやすい場所で、汚れがある状態が長くなってアクネ菌の増殖につながるんです。
鼻ニキビの場合は、とにかく清潔第一で毛穴をしっかりと洗浄しましょう。誤りがちなのは、毛穴の汚れをしぼり出して刺激を与える方法ですが、ニキビを悪化させるだけなのでNGです。フワフワの泡で洗った後は、しっかりと洗い流すことがポイントになります。洗顔の際は、熱いお湯だと刺激になりやすいので、ゆるま湯がベストです。
④ こめかみ
あまり気づかない部分ですが、こめかみもニキビができやすい部分です。髪の毛の汚れやシャンプーなどの洗い残しなどが触れて、毛穴に悪い影響を与えたことが原因でニキビができます。
ケア方法は、髪の毛を洗うときにしっかりと汚れを落としきることです。少しでもすすぎ残しがあれば、ニキビの原因になり得ますし、肌環境が悪くなります。きちんと髪の毛をキレイにして、その後洗顔をするとシャンプーやコンディショナーの汚れを最終的によりキレイにすることができるのです。
アクネ菌を増殖させないためには、清潔が第一となります。汚れの影響を受けやすいこめかみ部分にニキビが良くできる人は、今一度自分の洗顔やシャンプーを見直してみましょう。
⑤ 首
ニキビが首にできる時は、寝具周りが不衛生な場合が多いです。シャツの襟元が汚れているときに肌に細菌が入り込み、アクネ菌が増殖したことが原因と考えられます。首元はあまり服で確認しない部分なので、汚れがつきやすく、ケアにしくいです。
首にニキビができた際は、寝具を全て取り替えて、継続的に3日に1回はシーツや枕カバーは取り替えましょう。冬場であれば同じマフラーをずっと使わないこと、体を洗う際は首元もしっかり洗うことを意識してください。
⑥ 頬
大人の女性にできやすいのが、頬のニキビです。頬は非常に皮脂の分泌量が少なく、肌のバリア機能が低い場所です。さらに水分も蒸発しがちで乾燥しやすい場所なので、ニキビができやすいといえます。年齢を重ねた肌の場合、繰り返しメイクをしていたり紫外線対策などが不十分な場合は肌環境が悪くなります。汚れが毛穴に溜まりやすくなるんです。
肌環境が悪いと肌のターンオーバーも乱れます。古い角質がいつまでも肌に残りっぱなしの状況になり、炎症しやすくなってニキビができます。
ケア方法は、基本的に十分な保湿です。洗顔後の保湿ケア、シートマスクなどでパックを行なってしっかりと肌の環境を整えてください。肌のターンオーバーを調整するためには、保湿は外せないので、時間を取る必要がありますし、コスメも敏感肌タイプに切り替えるなど変化をつけましょう。
⑦ 背中
自分では気づかずに、入浴の時に鏡で見て初めてニキビがあることに気付くという人も多い場所です。背中のニキビって、ケアしにくいのでなかなか治らない印象が強いです。ニキビが発生してしまう原因として多いのが洗い残しだといえます。
自分で目視することが難しい分、きちんとボディソープを流したつもりでも泡が残っている可能性もあるんです。そうなると、汚れが背中に残って毛穴から侵入していってニキビを作り出します。洋服で隠れていて汗もかきやすい場所で、悪化しやすいです。
ケアする時は、入浴の時間を有効活用しましょう。ボディソープは殺菌作用のある商品に切り替えるのが望ましいです。洗う時も綿タオルにして刺激を少なくして、肌をいたわりながら清潔を保ってください。なかなか治らない場合は、背中にも使えるピーリング石鹸がおすすめです。
まとめ
ニキビができた場所別の原因やケア方法をご紹介しました。どんな場所にできても、ニキビがある状態って嫌な気持ちになるのでしっかりと原因とケア方法を把握して、いざというときに備えておいてくださいね。