鏡をみた時、夏のお肌も体と同じように疲れているな・・・と感じることはありませんか?特に40代頃からは、夏の肌荒れが気になる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、夏の肌荒れを予防改善するため、スキンケアと栄養で夏に負けない肌へと整えていく方法を紹介します。秋に肌疲れを残さないために、夏の肌にできることをしていきましょう。
夏のお肌はどうなってる?実は肌が荒れやすい!?

実は夏のお肌は、思っている以上にトラブルが多いんです。
・乾燥
・ニキビ
・ベタつき
・かゆみ
などのトラブルを特に起こしやすい状態になっています。高温多湿の影響で、ニキビやベタつきなどのトラブルがおきやすいのはなんとなく想像できますよね。しかし乾燥は少し意外、と思われた方もいるかもしれません。実は夏はインナードライになっている方が多いんですよ。エアコンの影響もあり、乾燥は一年中気が抜けません。そしてそんな乾燥や紫外線の影響で、夏の肌はバリア機能が低下しやすくかゆみなども引き起こしやすいんです。夏のお肌は荒れやすい状態にあるため、秋に向けて肌を整える必要があります。
夏の肌が荒れる原因とは?

夏の肌荒れの原因は、
・紫外線
・乾燥
・雑菌が繁殖しやすい環境
・冷えによる血行不良 です。
紫外線
夏場の強い紫外線は、肌表面に炎症を引き起こしたり、肌の奥まで達してコラーゲンなどを破壊してしまいます。紫外線は肌のターンオーバーを乱したり、活性酸素を発生させ肌を酸化させてしまうからです。短期的、長期的に肌に大きなダメージを与えてしまうことがまず、夏の肌荒れの大きな原因です。
乾燥
そして、エアコンや汗の放置、間違ったスキンケアなどで肌が乾燥することも、夏の肌荒れの大きな原因になります。エアコンの冷風だけでなく、汗も放置すると、汗が蒸発する際に一緒に肌の水分も蒸発してしまうからです。肌のベタつきが気になるからと何度もゴシゴシ洗ってしまうこともあると思います。ですがそれも、必要な皮脂を洗い流してしまい、肌を乾燥させてしまうのです。このように夏も実は乾燥しやすい状態となり夏の肌を荒らしてしまいます。
雑菌が繁殖しやすい環境
高温多湿で皮脂や汗が出やすい夏は、肌表面に雑菌が繁殖しやすい状態になっています。しかも汗をそのまま放置すると、肌がアルカリ性に傾くため皮膚表面の細菌の増殖を抑える働きが弱くなり、繁殖しやすい環境が整ってしまうのです。
冷えによる血行不良
暑い屋外と冷房のきいた屋内の温度差のせいで、体が自律神経を乱してしまい血行が悪くなることで、肌のターンオーバーが乱れやすくなります。また冷たいものの摂りすぎにより、意外と体が冷えて血行不良になっているのです。このように血行不良になることでも、乾燥やバリア機能が低下し夏の肌荒れを引き起こします。
夏の肌にできること!スキンケアで肌を整える

普段より、肌を整えるために優しい洗顔を意識したり、保湿ケアやこまめなUVケアなどをされている方は多いと思います。そこでさらに、夏の肌を整えるために効果的な方法やおすすめを紹介します。
その前に【基本のスキンケア!】
・洗顔は1日2回まで優しく洗う
・夏もしっかり保湿する
・こまめに日焼け止めの塗り直しをしてUVケアする
夏は汗も皮脂も多くなるため、何度も洗顔したくなるかもしれません。ですが洗いすぎると肌のバリア機能を壊してしまうため、洗顔は朝のメイク前と夜のメイクオフの時の2回までにしましょう。
また、夏はベタつきが気になるため保湿ケアを懸念しがちです。しかし、インナードライになりやすいため、必ず乳液やクリームなども使って、水分が肌から逃げないようにしましょう。肌のテカりが気になる時は、ジェルタイプの乳液など使いやすくておすすめですよ。
そしてUVケアは必ず、こまめな塗り直しをしてしっかり紫外線を予防しましょう。
ではここから、夏の肌を整えるため、さらに効果をアップさせるスキンケアをご紹介していきます。
☆泡の量より「質」の良い泡で洗う
☆保湿は「ナイアシンアミド」の成分がおすすめ
☆汗の吸い取りをこまめに
泡の量より「質」の良い泡で洗う
また洗顔の泡は、気泡が小さい柔らかい泡で洗うと良いですよ。気泡が大きいゆるい泡は、へたりやすく摩擦が起きて肌荒れを悪化させてしまうからです。泡の量も多ければ多い方が良いイメージですが、多すぎるとすすぎの回数が増え刺激が生じるため、ピンポン玉2個ぶんくらいを目安にすると良いです。
保湿は「ナイアシンアミド」の成分がおすすめ
また、夏の保湿ケアにおすすめの成分は「ナイアシンアミド」です。ナイアシンアミドは、セラミドなど細胞間脂質の産生を促します。肌の水分保持力が高まるため、角質層のバリア機能をサポートしてくれるのです。特に夏のダメージで肌が敏感になっている時など、使いやすい成分のためおすすめですよ。
また、ナイアシンアミドは、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ効果も期待できます。夏の肌ケアにもってこいの成分ですね。
汗の吸い取りをこまめに
汗を放置しないように気をつけましょう。擦らないよう、こまめに吸い取るのがポイントです。汗はハンカチやタオルなどを押し当てて、優しく吸い取ってください。
また、汗を吸い取ったハンカチやタオルの管理も大事になってきます。汗を拭き取ったハンカチなどは雑菌が繁殖しやすいです。夏場は何枚かハンカチやミニタオルを持ち歩いたり、ハンカチが空気に触れるようにしましょう。一度汗を吸い取ったハンカチは、カバンの奥の方に入ってしまわないよう、カバンの上の方にしまっておくだけでも違いますよ。
夏の肌にできること!栄養から肌を整える!

肌を整えるためには、スキンケアと合わせてインナーケアも大事!夏のお肌のための栄養を摂って、体の中から肌を整えましょう。積極的に摂って欲しい栄養はこちら。
・タンパク質
・ビタミンA、C、E
タンパク質
意識していないと意外と不足しがちなのがタンパク質です。タンパク質の不足は、肌の乾燥や肌荒れを起こしやすくなるため積極的にとるようにするといいですよ。おすすめは「大豆食品」です。女性に必要なイソフラボンも摂取できて一石二鳥!冷奴や枝豆など、暑い夏も食べやすくておすすめです。納豆なども腸内環境を整えてくれるため、夏の弱った腸を整えてくれます。
ビタミンA、C、E
そして肌荒れにはやはりビタミン!特に肌荒れが気になる時は、ビタミン類の中でも「ビタミンA、C、E」を意識してとるといいですよ。
ビタミンA・・・弱った肌を丈夫にする働きがある
ビタミンC・・・抗酸化作用があるため、紫外線を浴びた肌をサポートする
ビタミンE・・・抗酸化作用がり、血行促進効果も期待できる
スキンケアと栄養で夏に負けない肌を整える!夏の肌荒れ予防と対策
トマトやピーマン、キャベツなど豊富にビタミンが含まれているため、積極的に食べるようにするといいですね。
まとめ
夏の肌荒れを予防改善するため、スキンケアと栄養で夏に負けない肌へと整えていく方法を紹介しました。夏は紫外線や乾燥など様々な要因で思っている以上に肌が荒れやすいです。洗顔の泡の質やナイアシンアミド配合の保湿美容液の使用、こまめな汗の吸い取りを意識したり、タンパク質やビタミンA、C、Eを積極的に摂って、肌荒れ知らずの夏の肌を整えていきましょう。