40代を境に、夏の不調からなかなか抜け出せないと感じませんか。旅行に行きたい、あれが食べたい、仕事もモチベーション高くやりたい、と思っても気分も体調もイマイチな日が続くと、思うように動けなくてもどかしいですよね。そこでそんな夏の不調に負けない体作りをするために重要なのが、自律神経です。自律神経と言うと難しいイメージがあるかもしれませんが、実は身近なところに大事なポイントがあります。それは汗と水分補給!今回は夏こそ大事な、自律神経を整える汗のかき方や水分の摂り方を紹介します。
夏の不調は自律神経が乱れているから

暑い日が続くと体がだるい・・・食欲が出ない・・・と悩むことが多いですよね。そんな夏の不調の原因は、「自律神経の乱れ」です。
なぜ夏は自律神経が乱れるの?
夏の高い気温と室内の冷房の温度差によって、自律神経は乱れやすくなります。屋外と室内の温度差がゆるやかなら問題はないのですが、急激に温度が変わると自律神経のコントロールがついてこれず、不調をきたしてしまうのです。
夏の不調 このようなことはありませんか?
・胃腸の調子が悪く食欲がない
・体がむくむ
・眠れない寝付けない
・手足の先だけ冷える
・体温が低くなる
・肌荒れなど肌の不調が増える
・イライラしやすくなる
思い当たる方は、自律神経が乱れています。このままにしておくと、暑さに弱い体となってしまうため、自律神経を整える意識をしていきましょう。
自律神経と汗!良い汗とは?どのように汗をかけばいい?

自律神経を整える方法は様々あります。入浴や睡眠などを意識される方は多いのではないでしょうか。そんな中で、夏だからこそ意識したいのに、見落としがちなことがあります。それは「汗のかき方」と「水分の摂り方」です。見落としがちですが意外とこれが大事!まずは、自律神経を整える汗のかき方をみていきましょう。
自律神経と汗の関係
実は汗を書いて体温調節できるのは、私たち人間だけなんです。汗は、蒸発する時に体の熱を外に逃がすことで、体温の上昇を防ぎます。これは体に備わった大切な機能です。そして私たちの脳は、温度の変化に敏感で高温に弱いという特徴があります。そんな脳を熱から守るために、暑い夏に体の熱を放散する体温調節器官である汗腺が発達してきました。これをコントロールしているのが自律神経なのです。このように自律神経と汗は密接な関係があります。
自律神経を乱さないための良い汗とは?
自律神経を乱さないようにするには、「良い汗」を適度にかくようにするのがおすすめです。具体的には以下のような汗です。
・サラサラしている
・汗の粒が小さい
・臭わない
・蒸発しやすい
自律神経の乱れは、汗の書き方にも影響を及ぼします。ベトベトしていたり、臭う汗をかく時は、汗を上手くかけなくなっており自律神経の乱れにもつながっていきます。
自律神経を整える良い汗をかく方法
では、良い汗はどのようにしてかけばいいのでしょうか。良い汗のかき方をみていきましょう。
良い汗をかくためには、普段から汗をかくことに慣れることです。汗腺は一度衰えても、鍛えることができます。
・汗をかく習慣をつける
・冷房の設定温度と外気の差を5℃以内にする
日差しが弱い朝や夕方の時間をねらってウォーキングなどの軽い運動でいいのでしてみましょう。運動ができないなら、1日短時間でもいいので、外気にふれて自然に汗をかける時間を作るのでもいいですよ。
また、屋内外の急な温度差が汗腺を衰えさせるため、冷房の設定温度に注意し、ゆるやかに体の熱を逃すようにしましょう。
自律神経を乱さないためには水分補給も必須

汗をかくのと同時にセットで意識して欲しいのが水分補給です。水分補給も自律神経を整えるために大事なポイントになるので、一緒に意識していきましょう。
水分補給で自律神経が整う?
こまめに水分を摂取をすることで、体内の水分の流れが良くなり、体の内側から副交感神経が刺激され、自律神経のバランスを整えることができます。緊張している時に水を飲むことってありませんか。それも副交感神経を活性化させ、自律神経を整えるという目的があるんですよ。
自律神経を整える水分補給
水分を摂るポイントはこちら
・こまめに水分を摂る
・朝起きてすぐに水分を摂る
・1日に1.5〜2.5リットルの水分を目安に摂る
水分は一気に摂るのではなく、コップ1杯(200mlくらい)をこまめに分けて飲みましょう。特に飲んで欲しいのが、朝起きてすぐです。朝起きてすぐにコップ一杯の水を飲むことで、胃腸が動き出し副交感神経が活性化されます。また1日に飲む量は1.5〜2.5リットルが目安です。多いって感じるかもしれませんが、こまめに飲んでいると意外と飲めますよ。
まとめ
夏こそ意識すべき、自律神経を整える汗のかき方や水分の摂り方を紹介しました。夏の不調は自律神経の乱れが大きな原因!そんな自律神経は汗をかくこと水分を摂ることに、大きな関係があります。汗をかく習慣をつけ、屋内外の温度差を意識し、水分をしっかり摂ることも自律神経を整えるサポートになるため、今年の夏は汗や水分を意識してみましょう。