最近疲れがとれない・・・夏バテが尾を引いている・・・とお悩みのあなたに向けて、40代からの疲労回復におすすめFOODを紹介します。
こちらを読めば以下のことがわかりますよ。
- 私たちが感じる疲労の種類
- 40代から気を付けたい疲労のタイプ
- 疲労タイプ別のおすすめFOOD
夏の疲れを秋までに回復したい方、美味しく疲れをとりたい方は、ぜひ参考にしてください。
疲労の種類!40代から気を付けたい疲労とは?

疲労にはタイプがあるのをご存知ですか。疲労のタイプによってアプローチが変わってくるため、まずは基本的な疲労の種類を知りましょう。
疲れの原因!基本の3種類の疲労
私たちが感じる疲労の原因は、主に3つあります。
肉体的疲労
筋肉を動かすためのエネルギーが不足し、乳酸という疲労物質が蓄積される事が原因です。疲労と聞いて、一番にイメージするのが、これではないでしょうか。
精神的疲労
ストレスが原因となり、心の疲れが体にも現れた状態になります。人間関係や仕事、育児などのストレスで感じる方が多いです。
神経的疲労
視神経や脳が緊張した状態が続くことで感じる疲労です。デスクワークの方が特に感じやすい疲れになります。
40代から気を付けたい疲労
特に40代から気を付けたい疲労は、「慢性的な疲労」です。
慢性的な疲労とは?
常に怠さを感じ、休養しても疲労感が解消されない状態が長期で続くことを言います。
慢性的な疲労はなぜおこる?
肉体的、精神的、神経的な3タイプの疲労が上手く解消されないと、慢性的な疲労に繋がってしまいます。3つの疲労は密接に関係しており、交感神経の働きが内蔵や筋肉に影響したり、自律神経を乱したりするのです。
慢性的な疲労は注意が必要
疲れがこじれると慢性的な疲労に繋がります。酷いと慢性疲労症候群という病気になることもあるので、たかが疲れと思わずしっかりケアしましょう。
夏の疲労にも注意
また、今の時期は夏の疲労にも注意です。食欲不振や消化器の不調、寒暖差によってだるさを感じやすくなります。真夏はもちろん、秋に向けてこの疲れは残りやすいです。疲れをしっかりとっておかないと、体の中のバランスが乱れ、上でお伝えした慢性疲労を起こしやすくなります。今の時期の疲れを甘くみてはいけません。
タイプ別に紹介!疲労におすすめFOOD

疲れがたまった時は、スタミナのあるものを食べればいいと思われがちですが、疲労のタイプによっては、効果になることも・・・。そこで、タイプ別に積極的に摂りたい栄養素を紹介します。
肉体的疲労
- ビタミンB1(豚肉・うなぎ・豆腐) 糖質からエネルギーを生成するサポート
- ビタミンB2(海苔・卵・ブロッコリー) 代謝を促し、乳酸を取り除く
- アリシン(ねぎ・ニンニク) ビタミンBの効果をアップさせる
ビタミンB1は、糖質からエネルギーを作るサポートをしてくれます。ビタミンB2にもタンパク質や脂質、糖質の代謝を促す役割があり、疲労物質である乳酸を排出するのに必要な栄養です。また、これらビタミンB群と一緒にアリシンをとる事で、疲労回復効果をより高める事ができますよ。アリシンには高い抗酸化作用があるからです。アリシンを含む食材は、刻んだりつぶしたり、熱を加えるとさらに効果アップが期待できます。
精神的疲労・慢性疲労
- ベータカロテン (にんじん・ほうれん草・かぼちゃなどの緑黄色野菜・柑橘類などのフルーツ
- ビタミンC(パプリカ・ブロッコリー・キウイ・イチゴ)
- ビタミンE(アーモンドなどナッツ類・魚介類)
活性酸素を除去するのに必要な、抗酸化作用がある。
ストレス抵抗性や免疫力を向上させる。
ストレスなどによる精神的疲労や慢性的な疲労には、活性酸素を除去する抗酸化作用のある栄養素をとるのがおすすめ。ストレスへの抵抗性を高め免疫力を強くしてくれるからです。そのため抗酸化作用のある、ベータカロテンやビタミンC、ビタミンEはおすすめですよ。ビタミンEはビタミンCと一緒にとる事で、さらに効果が高まります。また、同時に疲労物質の乳酸の排出を促す栄養素もとりましょう。肉体的疲労におすすめの栄養素のところでも紹介した、ビタミンB2なども積極的に摂りたいですね。
神経的疲労
- 鉄分(レバー・赤身肉・あさり)
- タンパク質(肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品)
- ビタミンB6(マグロ・カツオ・鶏ささみ)
ドーパミンやセロトニンなど、神経伝達物質をつくり出すために必要不可欠
神経的疲労は脳の疲労とも言われています。そんな神経的な疲労は、ドーパミンやセロトニンという神経伝達物質をつくり出すサポートをする栄養素をとりましょう。鉄分やタンパク質、ビタミンB6がおすすめです。特に鉄分は重要で、鉄分は全身に血液を運ぶ役割があるため、不足すると脳に酸素が十分にゆき届かず、疲労をさらに感じやすくなってしまいます。また、ビタミンB6は、加熱をすると栄養素が壊れやすいため、サプリメントやそのままとることをおすすめします。
夏の疲労
- 食欲を促進させるもの(キムチ・唐辛子・生姜などのスパイ・柑橘類などのフルーツ)
- 消化の吸収を良くするもの(オクラ・山芋・なめこ)
食欲を促進させるには、適量の辛味や酸味をとるのがおすすめです。特に辛味は、食べやすくなるだけでなく、消化器を刺激し中枢神経の働きを向上させます。また、消化吸収のサポートをするなら、ネバネバの食べ物がおすすめです。ネバネバの成分には、消化吸収を良くするだけでなく、胃壁を守ったり、肝機能を高める役割があるからです。夏の疲れで秋に向けて胃が弱っている方も多いので、胃を守りながら食欲を促進、消化吸収をサポートするネバネバ食材を積極的に摂りましょう。
まとめ
40代からの秋に向けた疲労回復FOODを紹介しました。
- 肉体的疲労には、「ビタミンB1・B2、アリシン」
- 精神的疲・慢性的疲労には、「ベータカロテン・ビタミンC・E」
- 神経的疲労には、「鉄分・タンパク質・ビタミンB6」
- 季節的疲労(夏)には、「辛味・酸味・ネバネバ食材」
疲労の原因は様々あり、タイプがあります。それぞれにアプローチできる栄養素を知り、効果的に美味しく疲労回復をしましょう。