糖化(とうか)って聞いたことはありますか?糖化とは、なんと私たちの永遠の敵、老化の元凶なんです。そんな糖化の最も効果的な対策が、食べ物になります。そこで今回は、老化しやすい食べ物としにくい食べ物を紹介!そして実は老化させないためには、その食べ方がとても重要!そんな老化させない食べ方もお伝えするのでぜひ参考にしてください。
老化の原因「糖化」って何?

老化に大きな影響をあたえる糖化とは何か、自分はどれくらい糖化してしまっているのか、チェックしながらみていきましょう。
糖化とは?
糖化とは、私たちの体の中でタンパク質とエネルギーとして使われなくなった糖質が結びつくことをいいます。なぜこれが老化の元凶なのかというと、糖化がすすむことで、老化の原因物質であるAEGを大量に生成し、体に蓄積させてしまうからなんです。AGEは私たちの体の中にあるタンパク質を攻撃します。私たちの体は、肌をはじめ髪も骨も内臓もタンパク質でできているため、体中の機能を低下させ老化を早めてしまうのです。
糖化度をチェック!
ではどれくらい糖化してしまっているのか、一度チェックしてみましょう。
✔︎炭水化物・揚げ物・肉加工食品(ハムやソーセージ)をよく食べる
✔︎ファーストフードをよく食べる
✔︎お茶よりもジュースを選ぶことが多い
✔︎野菜はあまり食べない
✔︎食べるスピードが速い
✔︎朝食をよく抜く
✔︎食べた後すぐに横になることが多い
✔︎肥満気味
✔︎運動する習慣がない
当てはまる項目が多ければ多いほど、糖化が進んでいる可能性が高くなります。特に炭水化物や揚げ物、肉加工食品、ファーストフードを食べる機会が多い方は要注意です。
有効な糖化(老化)対策は食べ物

老化を早める糖化は、対策ができます。それは食べ物です。糖化しやすい食べ物と糖化させない食べ物を知って、食べ方を少し工夫することで糖化の進行を穏やかにすることができるのです。
老化しやすい食べ物とは?
糖化しやすい食べ物はこちらです。
・肉加工食品
・クリームチーズ
・バター
・ポテトチップス
・パンケーキ
・ミルクココア など
とても美味しいものばかりですが、糖化しやすい食べ物になります。特に肉加工食品の中でも、フランクフルト、ローストビーフ、ベーコンは糖化を進めやすいので要注意です。これらの食品は、一切食べてはいけないわけではありません。食べる量に気をつけながら、食べ方を工夫しましょう。
老化させない食べ物
糖化させないための食べ物も知っておくといいですよ。
・白身魚
・ささみや胸肉
・卵
・玄米
・そば
・キノコ類
・海藻
・ハーブティー
これらの良質なタンパク質やGI値が低い食べ物、抗酸化作用のある食べ物は、体の糖化予防におすすめです。より効果的に食べるために調理方法を工夫し、積極的に食べましょう。調理方法は、蒸したり茹でたりがおすすめです。
実は食べ方が大事!老化させない食べ方のポイント!

食べ物だけでなく食べ方も、実は糖化に大きな影響を与えます。糖化させないための食べ方のポイントを紹介するので参考にしてください。
糖化させな食べ方のポイント
糖化させないためには、血糖値を急激に上昇させないことがポイントになります。血糖値が高い状態が続いたり、血糖値の上昇が一日に何度もおこると糖化がすすむからです。私たちはどんな人でも、何かを食べれば血糖値が上がります。しかし、その血糖値の上昇が急激だったり何度もおこると糖化するため注意が必要なのです。
糖化(老化)させない食べ方
・ゆっくり食べる
・野菜から食べる
・食事は抜かない(特に朝食)
ゆっくり食べる
しっかりよく噛んで、ゆっくりと食べるようにしましょう。ゆっくり食べることで、急激な血糖値の上昇を抑えることができます。血糖値の上昇は糖化を進めるため、ゆっくり食べることで、糖化しにくくなります。
野菜から食べる
糖化させないためには、食べる順番も大事です。
①食物繊維(野菜・キノコ類など)→②タンパク質(肉・魚・卵など)→③炭水化物(パン・麺・ご飯など)
順番はこの順がおすすめです。この順で食べることも血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。満腹感を感じやすく、食べすぎも防止してくれるので老化はもちろんダイエットにもおすすめの食べ方です。
食事は抜かない(特に朝食)
食事はできるだけ抜かないようにしましょう。特に朝食を抜くのは糖化しやすくなるため、必ず食べるようにした方がいいです。食事、特に朝食を抜くことで、次に何かを口にした時に、血糖値が急激に上がりやすくなるからです。
まとめ
老化しやすい食べ物としにくい食べ物、食べ方を紹介しました。
・糖化はタンパク質とエネルギーとして使われなくなった糖質が結びつき、老化の原因物質であるAEGを大量に生成する
・糖化させないためには、血糖値を急激にまた何度も上昇させてはいけない
・糖化させない食べ方のポイント「ゆっくり食べる」「野菜から食べる」「食事は抜かない」
糖化は体の老化の元凶です。そんな糖化をさせないために、肉加工食品や高温調理されたものなど糖化しやすい食べ物を控え、糖化から体を守る良質なタンパク質やGI値が低く抗酸化作用のある食べ物を積極的にとりましょう。食べ方も大きな影響があるため、ぜひ参考にしてください。