私たちの老化を早める原因は様々ありますが、中でも最も影響をあたえるのが紫外線です。光老化って聞いたことはありますか?実は年齢による老化に加え、この光老化が見た目を大きく老けた印象にしてしまうんです。今回はそんな、紫外線による光老化とは何か、どんな対策をしたらいいかを紹介します。
紫外線で老化が早まる・・・光老化とは?

最近よく光老化って聞くことがありますが、わからない事も多いですよね。光老化とは何か、年齢による老化とは何が違うのか詳しくみていきましょう。
光老化ってなに?
光老化とは、紫外線の影響による老化現象です。紫外線の影響で肌がくすんだりごわついたりして、シミやしわが増えてしまいます。同じ人の肌でも、紫外線をモロに浴びる時間の多い手の甲と服などで隠れている内ももの部分では、シミやシワをはじめ肌の感じに大きな違いがありませんか。このように紫外線ダメージの蓄積により、老化することを光老化というのです。
どうして老化するの?
紫外線により、肌の弾力やハリを保つためのコラーゲンやエラスチンが破壊されてしまうからです。また紫外線ダメージはメラニンを蓄積させたりもします。そのためしわやシミ、くすみなど様々なエイジングサインが目立つようになるのです。
光老化と年齢による老化の違い
光老化と年齢による老化は、同じようで少し特徴に違いがあります。光老化は年齢による老化に比べ、皮膚の厚さに違いがでたり、くすみ、シミが目立つようになるのです。
光老化 | 年齢による老化 |
・肌がごわついて厚くなる ・細かいシワと深いシワの両方が目立つ ・たるみが目立つ ・シミが目立つ ・肌がくすむ、黄ばむ ・肌のキメの乱れが著しい・乾燥する | ・皮膚が薄くなる ・細かいシワが目立つ ・たるみができる ・乾燥する |
光老化を予防する紫外線対策!

老化原因の8割と言われる光老化を予防するためには「紫外線対策」が最も効果的です。
・日焼け止め
・帽子、日傘、サングラス
・日中の外出を避ける
光老化が気になる方は、直接肌に紫外線を浴びないように、これらの紫外線対策を徹底しましょう。
中でも最も効果的だけれど、意外とできていないことが多い日焼け止めについて詳しく紹介します。
日焼け止めの選び方
テクスチャーは好みのものを
日焼け止めには、ミルクやジェル、スプレーなど様々なタイプがあります。効果に大きな差はないため、使いやすい好みのものを選ぶといいです。
肌が乾燥しやすい人には「クリーム・ミルク」がおすすめ
ベタつきが苦手な人には「ジェル」がおすすめ
塗り直しする時や手が汚れるのが嫌な方は「スプレー」がおすすめ
SPF、PAに注目
SPF、PAは数値が多く+の数が多いほど、長く紫外線を防げます。しかし肌へのダメージも比例して大きくなるため、使うシーンによって数値の異なるものを使い分けましょう。
通常の外出なら「SPF30、PA+++」
炎天下に長時間いるなら「SPF50、PA++++」
これくらいを目安にするといいです。
SPFとは、肌の炎症を引き起こしメラニンを多量に分泌させるUVBを防げる時間を表しています。
PAは肌のハリを保つのに必要なコラーゲンやエラスチンを破壊し、メラニン色素を酸化させるUVAを防ぐ指標です。
肌が弱い人は紫外線吸収剤フリー
日焼け止めは使い続けることが大事です。しかし肌が弱い方や小さいお子さんなど、日焼け止めが使いづらいという方もいるのではないでしょうか。そんな肌が弱い方には紫外線吸収剤フリーの日焼け止めがおすすめです。塗った時に白くなりやすいのがデメリットですが、肌荒れを考えるとこちらがおすすめです。
日焼け止めの使い方
・外出すする15分前までには塗っておく
・2〜3時間おきに塗り直す
・耳や首、デコルテも忘れず塗る
・できれば室内にいる時も使う
外出すする15分前までには塗っておく
日焼け止めは肌に馴染むまでに少し時間がかかります。外に出る15分前までに塗っておくと肌によく馴染みます。
2〜3時間おきに塗り直す
日焼け止めは時間が経つと汗などで流れてしまいます。2、3時間を目安に塗り直しをするといいです。スプレータイプの日焼け止めなど、塗り直しがしやすいのでおすすめです。
耳や首、デコルテも忘れず塗る
顔はしかりぬる方は多いですが、耳や首、デコルテなどつい忘れがちになってしまいませんか。これらの部分も紫外線がモロに当たります。首などシワができると老けて見えるため、顔意外も日焼け止めでしっかりカバーしましょう。
できれば室内にいる時も使う
紫外線は窓ガラスも通り抜けてしまいます。日差しの強い窓側の部屋にいる時は外と変わらないくらい紫外線の影響があります。できれば季節や天気、室内外問わず日焼け止めを使うことをおすすめします
まとめ
紫外線による光老化とは何か、どんな対策をしたらいいかを紹介しました。
・光老化とは紫外線の影響による老化現象
・光老化を防ぐには日焼け止めなどで紫外線対策をする必要がある
・日焼け止めはSPFやPAを使うシーンによって使い分け、こまめな塗り直しをする
紫外線による老化への影響はとても大きいです。日焼け止めと帽子や日傘などの日焼け防止アイテムを組み合わせ、紫外線対策をして未来の肌を守りましょう。